水曜クビクビ日記481:羊の木

地方都市・魚深。市役所に勤める月末(つきすえ)くんは、ある日上司から、市に転居してくる6人の新住民をケアする役を命じられた。クセのある6人…宮腰・杉山・栗本・福元・大野・太田…は、みな刑務所帰り。それも殺人で服役していた人間たちだった。最初は彼らとの接し方に戸惑いが見られた月末だったが、若い宮腰などとは気が合い、友情を築くまでになっていく。だが、魚深市主催の「ろろろ祭」が行なわれた夜を境に、急激に6人との関係が変化してしまい…

という「羊の木」を観た。結論は、正直〈うーーん〉というところ。

以下、ネタバレの木

序盤は、やはり吉田監督の巧さが光るツカミでした。月末が新住民を迎えに行って、「人も良いし魚も美味い」と口にするクダリを6回繰り返すんですけど、ちゃんと6人の個性が出るようなシーンとして機能させてるんですよね。ただ同じことを6回やられたら気が狂いますけど、ちゃんと毎回、同じような画にならないよう工夫してました。

しかし、この6人とその過去が観客に提示されたら、もう映画のパワーはそこで失われてしまうんですよね。ポーカーで、手札を見せたら役は何も無い、みたいな肩透かし感がありますよ。群像劇のような広げ方しといて、結局ハナシは宮腰パートだけでしたからね。6人が巧みに交差する物語を期待したら、ハズレです。ろろろ様も、あまりにシュールすぎてついていけないというか…

まあ、あまりにオススメはできないかな(笑)

来週水曜日…次回の映画館は「マンハント」ではなく、別の作品にしようかなと。中島みゆきの歌みたいなタイトルの韓国映画に行く予定!